難病患者のそこそこゆるい日常

誰がために

どこぞのサイボーグ戦士的なタイトルですが...

 

人の為に生きられなくなってしまったなぁ、と、ちょこちょこ考える事があります。

20代の頃の薄〜い趣味として「献血」があったんですが、やりたくてももう出来ないんだなあと。献血だけじゃなくて、臓器提供もできない。たとえば今病気とは別の理由で死んだとしても、私の身体は何一つ誰の役にも立たないんだな〜と。

 

不治の病気になるって、そういうことなんだなぁ。と。

 

人の為に生きられなくなって、人の助けを借りないと生きられなくなって、それでも「生きていていい」と言ってもらえるのは、なんというか、とても苦しい。

何かで返せないかなあと思うのですけれど、返せるものが本当に、本当に少なくなってしまったなぁと思う。

以前この日記で「生きることが恩返しだ」と自分で書きましたが、それは真意でそうだと思うのですが、出来ることなら、なにか、何か出来ないだろうか。

 

「人に迷惑を掛けない・人の害にならない」を割と信条にして生きてきたので(いや...いままで充分掛けてきたんですけれど)、病気になった事でそれが根本的に守れないのが中々、日々のダメージが大きいんですよね。この辺はたぶん、他の誰が「そんなことは気にしなくていい」と言ってくれたとしても自分の中では許せない所なので、本当にこればかりはどうしようもないなぁと思います。なるべく考えないという方法で凌ぐ、というのが今のところ有力。

 

病気的にはレアケースみたいなので、何か研究のお役にでも立てれば1番良いのですが。

 

 

人の役に立ちたいなあ。

犯罪以外で。

 

何かないか、考えながら生きます。

取り敢えずは「親より長生き」をやります。